今日からしばらく、猛暑が続くというニュースを聞きながら「高齢のゲストのみなさまは大丈夫かな~」と心配していますが、デイにお越しのゲストのみなさんは、お元気のようで安心しました。

去る8月3日に

「第3回人づくり勉強会」を開催しました。

人づくり勉強会は、フリーステーションの社内だけでなく他で働くみなさんをお誘いして、ともに高め合う勉強会です。

今回のテーマは

「残薬ゼロへの挑戦」

すごいタイトルを付けましたが、今回もお越しくださった 吹田市民病院 アレルギー内科部長 辻先生からのお題でした。

なぜ、このテーマなのか・・・もちろん残薬(※)の問題は大きな課題だということではありますが、

実は辻先生は

これからはチームで動く必要がある。リーダーになる人は人を巻き込んでいくべきであり、「残薬」に取り組むというひとつのテーマを選んだ。

残薬の問題は医師、薬剤師、看護師、介護士など多くのメンバーを巻き込むテーマだから。とおっしゃっていました。

要するに

残薬ゼロ プロジェクト ≒ シームレスな多職種間の連携

ということです。

※残薬とは処方されても飲み残し、飲み忘れ、処方通り飲めていない、必要以上の薬・・・などの問題

高齢者においては、めずらしくないことであり、本来の治療の目的や医療費の無駄など多くの問題のある課題です。

?

?さて、当日は9時15分受付開始でしたが7名の参加者のみなさん、9時過ぎには会場にお集まりくださり

「勉強しよう」という意識の高さを感じました。

余談ですが、辻先生も9時前には到着され、ずいぶんお待たせしてしましました<(_ _)>

9時半の定刻となり、始まり始まり~

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最初は私がお話しをさせていただきました。

テーマは「これから求められる人財」でしたが、この日の参加者の皆様、ベテランの看護師さんばかりで

急遽、テーマを変更してこれからの時代、看護師はもっと意識をかえないといけない

というような内容に変えさせていただきました。

「人として当たり前の生活行動が、
自分の意思でできる『健康寿命』を伸ばしたい」

「命を単に繋ぎとめるのではなく、
満ち足りる生活のお手伝いをさせて頂くことがこれからの使命ではないだろうか」

「看護師の仕事の中には感動がたくさんある。
その人がどう受け止めるかでその「気づき」も増えてくる。だから看護師としての学び以前に人間としてを高めたい。」

そして、みなさんに思わず・・・告白!?

「私は、手術室で勤務していました。その頃は若かったから、新人だったからか、わからないですが決して患者様の生活や個性を見ていなかった。 

手術の前にどんな生活をして、どんな不安を抱えていたのか、手術のあと、どんな生活をしたいのか、できるのか、そのことを考えられていなかった。

そのことを今は、反省という気持ちを超えて、悲しいです。その頃、お世話になった人たちへの恩返しのような気持ちで仕事をしています」

このような話を30分させていただきました。

DSC04090

 2番手は、フリーステーション訪問看護の管理者

半谷照美が、訪問看護での薬の管理についてのお話をさせていただきました。

段ボール箱にいっぱいの残薬の話や、飲み忘れ対策や主治医との連絡などの事例を説明させていただきました。

ホンマの話??という事例にみなさん驚かれていました。

DSC04093
最後は辻 文生先生のお話

「残薬のテーマですが、かなり逸れてもいいですか??」と始まり、死生観の話です。

医学の教育では死生観に触れない。医師はあくまでも生の側にいて、死の側にいない。医師の多くはほとんど自然死を知らない。。。。などなど

私の主観的なコメントになりますが、「こんな医師がいらっしゃるから、未来は大丈夫」と思った話を紹介しますと

「今は公立病院の医師の立場でなにができるか、考えると、行政も地域も仲間も巻き込むこと」

そして、先生も私と似ているとおしゃっていました。それは、「医師になりたての頃、老人ホームで亡くなった方の死亡診断をするというアルバイトがあった。今考えると、なんという仕事?なんだけど

その頃、自分で何かを変えようとしなかった、そして、今いろんなことに気づかされ、罪滅ぼしをしているのです。」

感動しました。

もうひとつ、個人的な感動がありました。(これは、このブログの本題ではないかもしれません(;一_一)

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 これは、辻先生の講演で使われたスライドです。

「好きに暮らす贅沢」⇒「ふう~ん、いいこと言う人いるじゃない、わたしとまったく同じだわ~」と思った瞬間、あれ!?by 小宮って私!?

「これは小宮さんがホームページで言っている言葉です」と説明されました。

こんなふうに、ホームページの言葉をきちんと見てくださっていること、何気なく自分流に言った言葉が、このように使っていただけると、感無量です。ありがとうございます。

後半では、実際に活動されていることのご紹介などもしていただき、あっという間に終了時間になりました。

今回、ご参加いただいた皆様、非常に熱心で、すばらしい人づくり勉強会になりました。

それは・・・終了後、さっと帰られる方はいらっしゃらなかったのです。みなさん、まだまだ話足りない感じでした。

ロビーでまだまだ話は続きます。

本当にご自分から学びたくて足を運んでくださったのだと、思います。こんな勉強会、続けていきたいです。

ありがとうございまいました。

終了後、辻先生と、勉強会にかけつけてくれた友の田中陽子さんとで、まだまだ続きの話で盛り上がり

このブログのタイトル「高齢社会を救おう!」と決意し合いました!!

残薬ゼロ プロジェクト ≒ シームレスな多職種間の連携ということです。
残薬ゼロ プロジェクト ≒ シームレスな多職種間の連携ということです。

関西の梅雨明けも間近、朝から暑い一日の始まりです。

前回のブログに書きましたが、6月末は「抗加齢医学会総会」に参加してきましたが、総会に行ったことで、とびきりのご褒美をいただきました。

プログラムの合間に、書籍を見ていて

感動の本を見つけました。ホスピタリティを学んでおられる先生は、もうすでにご存じだとは思いますが、わたしにとっては感動の出会いでした。

本

←この本です。

医看足りて礼節を知る

私の考えにピタッと、心にキュンと響きました。

医療機関は「受付から変わります!」宣言 レセプショニスト というタイトルが二つ、両面表紙の本です。

どちらから読んでもすばらしいです。

http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%AF%E3%80%8C%E5%8F%97%E4%BB%98%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99-%E3%80%8D%E5%AE%A3%E8%A8%80-%E3%83%AC%E3%82%BB%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88-%E6%9F%B3-%E9%9D%96%E5%AD%90/dp/toc/4900933406

医療や看護、介護の仕事をしていて、ずっと抱いていた思い。

表現力がなく言葉を知らない私が、うまく表現できなかったことが、すべて書かれてあり、夢中で読んでしましました。あっ、長時間の立ち読みです。すみません(__)

「してあげているのではなく、させていただく」気持ち

「病気を治せばいい仕事ではない」意識

「医療・介護に携わる仕事は、サービス業」であるプライド

この3つが私が日頃、忘れてはならないと思っていることですが、著者の柳 靖子様は、もうそれを実践しておられます。

実は今まで、ここまでの方が医療業界、介護業界で出逢えなかったので無意識に本に頭を下げていた・・・というおかしな感動でした:-(

日々、感謝の気持ちを持ちましょうという言葉は口にするのは容易いことですが、本当に実践することは人としての品格がすべてです。

自分とそして、キャストがそんな人になりたい!

もっと、おおきなことを言うと、世の中の医療介護業界の人がすべてこのようになれば、少なくとも幸せな人が増えることでしょう。

私の2冊目のバイブルにさせていただきます。

※ちなみに1冊目のバイブルは「ナイチンゲールの心に効く言葉」http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%AB-%E5%BF%83%E3%81%AB%E5%8A%B9%E3%81%8F%E8%A8%80%E8%91%89-%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4763130439/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1373248038&sr=1-1&keywords=%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%AB+%E5%BF%83%E3%81%AB%E5%8A%B9%E3%81%8F%E8%A8%80%E8%91%89

この本も衝撃を受けるような本です。看護概論は窮屈に感じる看護学生さんにも読んでほしい本です。(そんな学生だった私のお奨め~♪)

今日も、自分に「しっかりしなさい!」と言わなければならない場面で、この本を手にしようと思います。

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しばらく、ブログを中断していましました。あるゲストから「楽しみに見ていたけど、ぜんぜん更新されてない。なんかあったの?」とお問い合わせをいただき、感謝と反省です。 久しぶりで、書きたいことは山ほどありますが、頭の中を整理しながら再開していきたいと思います。 ? 6月28日から三日間、抗加齢医学会総会に参加してきました。

パシフィコ横浜\\

←パシフィコ横浜  初めて行きました。とてもきれいな会場でした。

この「抗加齢医学会」の会員は7000人くらいですが、驚きなのはこの総会参加者が4000人を超えていることです。

かなりの参加率に驚きました。

3日間、多くのレアな研究発表、シンポジウム、盛りだくさんのプログラムでしたが、 いつものことながら、私の役割は「こういったことを、どうやって現場に伝え、抗加齢に役立てるか」だと思いました。私の頭では、ちょっとついていってないなあ。。と感じる難しい内容にも、必死のパッチで聞き入り、後で調べよ~と思うワードをメモしまくり(汗)充実した3日を過ごしてきました。

さて、この3日間、たくさんの学びでしたが

まずお伝えしたいのは、タイトルにあります「ハッピー ピープル リブロンガー」 

抗加齢医学は、これからの時代に必要な医学ですが、何を目指しているのか、この一言で、お分かりいただけるのではないかと思います。

とにかく、幸せにならなければ意味がありません。病気か病気じゃないかより幸せか幸せでないかが重要だな、と思うのです。

理事長の坪田先生(慶応義塾大 眼科学教室教授)が、叫ばれたこの言葉は、私の思いにぴったりでした。

最終日の公開講座「内外の若さを保つ最新メゾット」は、一般の方に公開しているだけあって、非常にわかりやすい内容でおもしろかったので、このブログでもまとめて紹介したします。

と、一生懸命に勉強したわりには、一応、中華街で満腹感も味わい(^_^.)少し太って大阪に帰ってきたのでした。

2中華街\\

← うーん、食べよかな、やめとこかな、何カロリー??と一人でぶつぶついいながら結局、写真だけにしました。

なかなか、意志強いかも~

ゴールデンウイークも前半が終わりましたが、連休は関係のない我が社はな?にも変わらない毎日です。

私は、週に2日のジョブスクールの仕事が長期のお休みのため、社内にいることができますから、たっぷりと時間がある分、今日は気合を入れて?このテーマについて書く事にします。

4月の抗加齢医学学会でのレクチャー

近畿大学アンチエイジングセンターの山田秀和先生の

「ミタメのアンチエイジングの展開 Fifties is the thirties!]

は、とても興味のあるレクチャーでした。

私は以前より、「見ためはどうでもいい」という考えはまちがっているという考え(見ためはとても重要)なのですが

どうも、介護の仕事をしている人には、受け入れが悪く(笑) 

今回の学会はレジュメを見た時からワクワクしていました。

脳科学の研究から、イメージがメッセージとして重要な位置を占めていることがはっきりし、見た目の重要性が理解されるようになってきています。

見た目を若くすることの意味が社会学的に、第4の資産)として自覚するようになり始めています。

第1の資産:経済資産 economic capital   土地・建物など

第2の資産:個人の資産 personal capital  学歴・資格・など

第3の資産:社会資産?? social capital  人脈・SNSなど

第4の資産:エロティック・キャピタル  見ため・服装 装飾など

??

たしかに、そうです。

双子研究によって見ための年齢が寿命の指標になることもわかっています。

何より、見ためがよくていいことはあっても困ることはないはずです。

さあ、5月に入りこれからの季節、紫外線対策をしましょう。

このレクチャーで光老化(しわ・シミ)の無い生活の注意事項が出ていました。

・紫外線を避ける

日傘、帽子、サングラス、日焼止め化粧品(理論上、日本ではSPF18でOKだけども、2時間ごとに塗り替えるという現実不可能なことを前提にしているため50以上を推奨)

・抗酸化食品を多く食べる

多くの野菜、果物(色数を多く)

・魚を摂る

これくらいなら、意識すればできそうですね。そして、ご存知の方も多いと思いますが

コーヒーが抗酸化剤として有用とわかりました! やったヽ(*´∀`)ノコーヒーの大好きな私にはうれしい話です。

さて、美容医学もどんどん進歩していますが、やはり基本は

運動 食事 精神 

努力します(^。^)v

ちなみに、これだけ美容の技術や医学が進んでも年齢を隠せないのはどこでしょうか???

手です!!!

ちょっと、ご自分の手を見てみてください。私は・・・ちょっと見てはいけないものを見たような気がしました(-_-;)

かのマドンナさんでも、手は・・・・・・

madonna-ny-092711-1.jpg これは50歳の時の写真です。

どう見ても、50代に見えない若々しさでも、手は・・・・たしかに・・・

見ためなんて、そこまでしなくても!と思われる方も多いとは思いますが

何どもいうようですが、飾り立てる、塗りたくる、の美を求めようというものではありません。

健康寿命を伸ばすものとしてのことですので、誤解されませんようにお願いします。

先日の抗加齢医学会での学びをぼちぼちと、書いていきます。

ミトコンドリアって聞いたことありますか?

そうです。ゾウリムシみたいな、あれです。

ミトコンドリア

←図で示すとこれです(ー_ー)!!

今回のセミナーで私が一番興味をもったのは

日本医科大学大学院加齢科学の太田成男教授の

「ミトコンドリア最新データにみる老化との関連」

なぜ人は老化するのか???

その答えは 

活性酸素→酸化による破壊→遺伝子の損傷の蓄積→機能低下→細胞死→生理機能の減退→生理機能の崩壊(死)

ですが

多くの老化の要因はミトコンドリアの関与に集約されっつつあるということです。

ホルモン・遺伝子・免疫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・要因はあれこれですが複合的な結果です。

私たちの身体は細胞が60兆個も集まってできていますが、その中にミトコンドリアが存在します。

細胞も遺伝子も壊されても修復されていますが(これを聞くとホッとします)

実は修復にはエネルギーが必要です。

遺伝子は毎日ひとつの細胞で20万?5万ヶ傷ついていて、毎日直しても、毎日100くらいは

なおし損ねています。(´;ω;`)

毎日100だと×365日×80年(寿命が80として)=300万!   おそろしいY(>_<、)Y

ミトコンドリアは体内のエネルギー発電所ですから

やはり重要となります。

頭の中がこんがらがってきますね。

肝心なのは、ミトコンドリアを増やすにはどうすればいいかなのですね。

①カロリー制限(これは猿ではなく人間のデータがあります) 腹7分目がいいのだそうです。

②運動(やっぱり、というかんじです)

しかし、嬉しいことに高齢者でもミトコンドリアが増えます。

22歳のミトコンドリアの活動力と運動をしている70歳の平均は、そう大差はありません。拍手ーーーーパチパチ

これは絶対、ゲストのみなさんにお教えしたいと思います。

一緒にがんばって「ミトコンドリアを増やしましょう」なんて変な声かけですが(~_~;)

いろいろと調べてみますと

このミトコンドリアの研究をもとに、コスメやサプリなどいろいろな商品が販売されています。

惑わされてはいけませんが、正しく選んで、アンチエイジングしましょう!♪

人体・・・自分の体だけど、細胞でできていると考えると不思議な感じですね。

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叔母が亡くなり、あっという間に1週間が経ちました。姪にあたる姉と私しか身内がないため、父母2人を見送ったあと、もう一度親を見送ったような感じでした。何度も経験しても、不幸のときはなかなか段取り良くできないな、あれこれとすることが多くて悲しんでいる暇がないなあ。そんなことを意外と冷静に考えながら(夫の両親も含め5人目ですから当然落ち着いているのかしら)無事に初七日まで神戸で済ませ、お骨を我が家に持ち帰りました。

叔母の死は「最期の時を迎える」ということを考える機会となりました。

私の両親は、死んでからは何もしなくていい、生きているうちにして!という考えでした。なのに、毎朝晩には仏壇に手を合せ、命日にはお経を読むような家庭でした。死後の世界があるのかないのか、魂は失くなるのか失くならないのか、霊や仏様、ご先祖様・・・宗教的なことも含め、それは少し置いて話を進めます。

私が、大人になってからの初めての親族の死は祖母でした。そのとき私は手術室の看護師になってはじめて当直を任された日でした。夕方、出勤前に祖母の入院先に立ち寄り話しているとき、急に危篤状態になり、そのまま他界しました。ですので祖母の最期の瞬間はそばにいることができました。すぐに母に電話をして、「私、どうしたらいいの?」と言うと母が「はじめての当直、しっかりね」という返答をしたのをはっきりと覚えています。大好きなおばあちゃんが亡くなった瞬間、頭を切り替えて当直???冷たい母だな、と思ったのもはっきり覚えています。でも、後にわかったのは

生きているときには思いを行動にすることで、相手が喜んでくれ、自分もそれによってうれしい

亡くなってからは思いを行動にすることが、相手の魂にしかわからないから、自分の満足感かもしれない

など、ということが言いたかったということ。

母は、しきたりのようなものより、気持ちがあればいいという考えだったようです。

お盆には仕事が忙しくてお墓参りに行けなくても、仕事をしながら亡き人を思い、日時にこだわらずに、いつでも感謝の気持ちを忘れず、手を合わせることのほうが大切。といった意味でしょうか・・・

のちに、末期癌の診断を受けた母は病名を知らされていないにも関わらず、常に死を意識していたような気がしました。「仕事あるなら来なくていいよ」と「もっと会いたいわ」の両面の思いが、何かしら言葉や行動から伝わってきました。もう死を迎えることが決まっている母には「生きているうちに、できるだけのことを」という強い気持ちがわいてきました。幸せって思う気持ちは生きている間にしか味わえないのだから。退職して看護しよう!と決心したあとすぐに他界しました。なので、私は結局仕事をやめずに現在まできています。母は仕事を辞めさせたくなかったようです。葛藤はあったでしょう。

叔母もそうでした。会いに行くと「仕事休んでまで来たん?」「わたしのために、仕事に支障が出るのは困るわ、社長さんやのに(笑)」と言いながら「また、近いうちに来てね」「仕事中ごめんね、ちょっと電話したくなって・・・」となんともちぐはぐなコトばかりでした。

もちろん、同居していた父もそうでした。「今日は仕事やろ、わしのことはほっといてや」といいながら送り出したあとにすぐ電話してきて「今日は、○○が食べたい」などと言っていました。

だらだらと、両親と叔母のことを回想しながら書いてしまいましたが

要は、生きているうちにすることに意味があること 

このことが言いたいために、えらい遠回りしてしましました(ー_ー)!!

やはりここにたどりつきました。

大切な方がなくなったあと、「もっと?してあげたらよかった」「あんなこともしてあげたかった」という言葉を聞きますが、これは私の経験上、どんなにしてもこの思いは多かれ少なかれ、お聞きします。

もう両親や叔母もいない私は、仕事に打ち込むことにします。

少しでも多くの方に

うれしい 楽しい 心地よい 幸せを感じていただく会社づくり。これが仕事です。覚悟してがんばります。

先ほど、叔母のところに片道1時間半かけて週二回マッサージをしに行ってくださってた松田先生からのお手紙が届きました。

叔母に今年は桜を見せてあげれなかった・・・と後悔していたのですが、松田先生は意識が亡くなる前に写真で桜を見せてくださっていました。

CIMG2455

ありがとうございます。

私の結論・・・やっぱり・・・亡くなってからではダメです。

写真は、最後に見せてくださったものだそうです。感謝します。

今日、帰ったらさっそくお仏壇にお供えします。

天国でもう一度、見てくれるかな

在宅での看取り

| 未分類 |

先日、たまたまつけたテレビで「在宅で看取りをされる方が増えています。どんな不安をかかえながら過ごされているのでしょう・・・」と取材の場面がありました。国はどんどん在宅へと考えており、たしかに最近は「病院に長いこと置いてくれない」というイメージが定着してきたようです。そしてメディアでも、そんなことを取り上げていますが、どうも、明るいイメージがわかないことに悶々とします。(こんなテーマを取り上げていただくことは、大変うれしいのですが)

取材記者「不安ですよね」⇒「そうですね。一人で介護しているので・・・不安も多いですよ」

こんなやりとりを見て「大変そうやな」「病院のほうがええな」と感じるのが普通でしょう。でも現状は、これが実態!と言われればそれも頷けます。しかし、実態のまま映し出し、伝えることで、一体なにを期待してのことなのか、疑問に感じます。

それより、いかに「いいこと」なのか。「病院じゃなく、自宅がいいよ」と感じてもらわなければ、「病院から退院させられた」と言いながら帰宅される方は減らないのではないかとも感じます。

私事ですが、昨日、私の叔母が永眠しました。今、横で眠っています。

叔母は、私の母(叔母の妹にあたります)とは対照的で、本当に自由に生きてきた人でした。15年前に母が亡くなるときに叔母のことを「子供もいないから、あんたたち(私と姉)にも迷惑かけるかもね。」と何かと心配していました。でも、当時まだ60代の叔母は、カルチャースクールに通ったり、ボランテイア活動に参加したり、若い友人と食事に行ったり、活動的でした。が、70代になってから、神経難病にかかり、癌がみつかり、肝硬変・・・そして食道静脈瘤破裂・・・入院していることが多くなりましたが、でもやはりリハビリ病院で聞いた言葉、「リハビリして、また株やるよ」「もうこんな年だし、好きにしたいと思うわ。だから、歩けるように維持しとかな」「家に帰るよ。だれがなんと言おうと」など、何とも非現実的ではありながら、叔母らしい言葉を聴き「よっしゃ、がんばって!サポートするよ」と言ったことが、今日、懐かしく思えています。

こんな叔母も一人暮らしの中、大量に吐血し救急搬送されることもあったりで、急性期病院⇒リハビリ病院⇒在宅サービスにて一人暮らし、このパターンがいつのまにか変わり、急性期病院から療養型病院へ転院を勧められたのです。「帰りたい」けど「帰れない」というより、このような流れは、もうすでに、「帰らない」ことに決まってしまうのです。そして、療養型病院に長期入院ということになります。

叔母の場合は療養型に入院中も携帯でのメールのやりとりをこっそり(看護師に見つかると怒られる!!)していましたし、まだまだ、「退院して〇〇したい」という希望を持っていましたので、何度も家に帰るという選択肢があることを話ましたが、結局は不安、心配、迷惑かける、という気持ちが勝ってしまい、実現せずに療養型病院で日々弱っていく身体を感じながら、昨日旅立ったのでした。

冒頭の話に戻りますが、ちょうど、テレビでそのような番組を見たことと、叔母のことなど重なり、最期に叔母のところに行った日、もうすでに意識レベルが落ちてしまった叔母の姿に涙が止まらなくなりました。「おばちゃん、私、もっと強引に連れて帰ったほうがよかったん?」そうかもしれないと、思いながら返事のない叔母に救われたような気もしました。

そして改めて自分のMissionを感じました。

「家に帰りましょう

「私たちがサポートするから大丈夫!」

大きな声で叫ぶと、叔母が目を覚ますかもしれませんね・・・( ̄  ̄;)

The nurse is a great job!!

| 未分類 |

少し寒い雨風の中、看護師応援セミナーを開催しました。今回は、訪問看護の仕事と講師の仕事(介護職の方への医療ケアの研修など)を知っていただき、そして、せっかくお持ちの資格を惜しみなく社会のために使っていただこうと考え、開催したセミナー。求人折り込みに掲載する際にセミナー開催のお知らせもいっしょに入れ、なんと!12名のお申し込みをいただきました。(今回は、講師の仕事をさせていただいています㈱ギア様とのコラボレーションで開催しました)

昨日の天気予報で「明日は大嵐になるでしょう」と聞き、え??(@_@;)なんでこんな大切な日に(泣)とテンションが下がりましたが、こんなお天気でもみなさん足を運んでくださったことに、大感謝です。本当にありがとうございました!

さて、肝心の今日のセミナーの内容です。

CIMG2429

The  nurse  is  a  great  job!!

看護はすばらしい仕事です、って日本語で言えばいいのに・・・(笑) ちょっと英語のタイトルをつけてみました(^^ゞ

とにかく、看護はすばらしいこと、わかっていただきたいのです。(画像が暗くすみません)

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CIMG2435   

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病院以外にもいっぱい活躍できる場所があることを、30分かけてお話させていただきました。

高齢社会は問題じゃない、そんなの何十年も前から人口動態見ればわかっていたはず。要介護にならなければいいだけのこと。

介護予防や予防医療にも看護師の出番がたくさんあります。

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CIMG2441

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二番手はフリーステーションのルーキー 森下 和恵が

訪問看護の醍醐味というテーマで、ほんとにすばらしい現場であることをお話させていただきました。

森下の顔がイキイキしていました。看護の仕事が好きだから、それを伝えるのは楽しいのでしょうね。

若い方は、森下が訪問看護認定看護師ということにも興味をもたれたようです。

これからの時代を担う若い看護師さんが、もっとスキルアップしてくださればうれしいです。

                               森下のような認定看護師になった人が、どんどん前に出てキラキラ☆彡と活躍して、あこがれの存在になってほしいな。。。と思います。

CIMG2443

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最後に、フリーステーションの女神さん 半谷 照美 が

人工呼吸器装着しておられる方のお話をリアルにお話をさせていただきました。

ゲストにご協力をいただき、写真をお見せしたり・・・さすが現場の話。みなさん興味シンシンでお聞きくださいました。

「看護をやめられないんです」といかに看護の仕事を愛しているかを話しだすと、

頷いて聞いておられる方もチラホラ・・・看護師同士、気持ちが通じ合うのですね。うれしいです(^.^)

※ 会場内のみなさんのご様子を見ていただきたいですが、お顔が写ってしまうかもしれず、私たちの顔の写真だけにいたしました。

そして、最後はサンドイッチとお茶で、なごやかな雰囲気で交流会。        

講師の仕事をしてみよう、と思って参加しましたが、訪問看護も興味が湧いてきました。

講師と訪問看護と、どちらもやってみたいです。こんな、うれしいお話をお聞きできました。感謝、感謝の一日でした。

一人でも多くの看護師さんが、在宅看護の現場に出てくださるのを心よりお待ちしております。welcom!!!      

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「抗加齢」という言葉をご存知ですか?よく使う言葉では「アンチエイジング」です。アンチエイジングといえば、数年前から美容的なことで使われるようになりましたが(今でも美容のイメージが強いかもしれませんが)本来、それはアンチエイジングの一部のことを指すのです。抗加齢医学の定義は「元気で長寿を享受することを目指す理論的実践的科学」となっています。理論はさておき要するに「病気を治す医学から健康な人も引き上げるプラスの医学」ということです。平均寿命は確実に伸びます。そしていよいよ2015年問題(すべての団塊の世代の方が65歳以上になる)も間近になり、まだ以外と知られていない2050年問題(3人に一人が高齢者)は今から対策を講じても間に合わないくらいのことです。

今週末、抗加齢医学会の受験用セミナーを聴講してきました。人間の加齢のことについての研究は着々と進んでいます。私は、これからの日本の(世界も同じですが)介護問題を食い止めたいと思います。要介護になったらサポーターになるだけの役割ではなく、要介護にならない健康寿命を延ばすサポーターにもなるべきです。研究は研究をすることが目的ではなく、実際に活かすことが目的ですから、学んだことを活かして一人でも多くの人が元気な世の中にしたいです。少し、誤解があってはいけないので補足いたします。疾患(病気)をお持ちの方がこれを読まれたら「病気を持っている者はどうしたらいのか」と思われるかもしれませんが、抗加齢医学では病気を持っていても元気であればよいという、生活の質のことを指しています。治療のみの医学ではないという意味です。

さて、私は指導士を目指して勉強しています。公言すると適度なプレッシャーになって頑張れるタイプです(笑)今年は受験単位が足りず来年、受験する予定です。もちろん資格を取ることが目的ではなく、この実践的科学であるべく医学を、介護予防に活かすために!

まさにフリーステーションのMission★★★

【事業Mission】住み慣れた地域で暮らしていく方々とそのご家族の幸せのサポーターになること

【人事Mission】高い知識と暖かいハートを合わせ持ち、他人を感動させること

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アンチエイジングは絶対に幸せな世の中にしますよ!

興味をお持ちの方は、ぜひご連絡お待ちしておりま~す!

CIMG2401昨日(3月22日)、堺市西区の介護支援専門員連絡会にて「感動と介護?楽しく連携するために」というテーマにて講演させていただきました。1月に、このお話をいただいた時は、多職種連携をテーマに考えていますが、感動と結びつけてもらえませんか?とのことでした。一瞬、頭の中が??でいっぱいになったのですが、打ち合わせをさせていただいたりしながら構想をねっているうちに、どんどん伝えたいことが湧いてきて、1時間半で足りないかも(~_~;)と心配しながら準備したのでした。

当日は、ケアマネージャーさん、薬剤師さん、看護師さんなど90名の方が参加してくださりテーマのとおり、楽し?く話をさせていただきました。

簡単にまとめると「連携しなきゃいけない、でもむずかしいよね」から「連携したくなる」に(自分自身が)変わろうよ!という話なのですが、何事も自分自身の気持ちのもち方が一番大切だということを私自身も再確認の連続でした。

とにかく今回、何より嬉しかったのは、この機会をいただいたことなのです。きっかけをくださったのは、社団法人大阪介護支援専門員協会理事の中辻さんですが私から「感動」というキーワードを思いついてくださったのが、本当にうれしくて感謝です。地道に!?がんばっていてよかった?という気持ちなのです。介護の仕事って人に幸せを感じてもらう仕事なのに、以外と感動などという言葉を口にする人は珍しく、他業界のサービス業の方のほうがよほど感動しやすいように思うのです。それでは、絶対に介護業界を変えることはできないと思っている私にとって、今回、このお話をさせていただけたことは、業界イメージを変える第1歩かもしれない・・・と大げさかもしれないけれど感謝しています。

ありがとうございました。

CIMG2409

←最初はちょっとノリが悪く・・・みなさん表情がかたかったので会場内の知らない方をご自分で見つけていただき、自己紹介でアイスブレイク

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