先日、昨年から会員になりました一般社団法人女性と地域活性推進機構主催の
「ダイバーシティセルフマネジメント研究会」に参加しました。
※ダイバーシティは直訳すると幅広く性質の異なるものが存在すること。
組織でのダイバーシティ(多様性)とは:
さまざまな違いを尊重して受け入れ、「違い」を積極的に活かすことにより、変化しつづけるビジネス環境や多様化する顧客ニーズに最も効果的に対応し、
企業の優位性を創り上げること。
今回のテーマは「大阪を元気にしてきた女性たち発見」という
わくわくするテーマで、今話題のNHK連続テレビ小説「あさが来た」を題材に
大阪市立大学商学部の下崎教授のお話のあと、参加者のみなさんとディスカッションをしました。
実は「はるが来た」を一度も見たことがないのですが
下崎先生のお話を聴いて
主人公の「今井あさ」→原作では広岡浅子の生き方に感動しました。
当時は女性が学ぶことが良くないことだったため
そろばんや本が好きだった浅子を親が心配し
(今では考えられませんね・・・)
17歳で加島屋に嫁いだそうです。
そして、その加島屋の経営の建て直しに奔放、
近代的な企業グループへと変える中心的な役割を果たされた。
そして大同生命の創業。
「保険をつければ早死にす」という迷信が信じられていた当時に
浅子が生命保険に託した
「社会の救済」「人々の生活や安定」への強い想い。
まさに、社会の課題解決のためのビジネスであり、その勇気がすばらしいと思います。
さらにすばらしいのは、その後の女子教育確立への貢献。
事業を築き、後継者を育てるという
人生を通じ、まさに日本を変えた女性ですね。
さて、この学びとともに現実の自身の課題を
発表させていただきました。
介護事業は、特に女性にも活躍してほしい現場です。
女性の多い職場としての課題は
やはり家庭との両立です。
家事・育児などを放っておいて
仕事をしようと言っているのではなく
きちんと人生設計して働いてほしいなと思っています。
それには、仲間同士の助け合いも必要ですが
まずは、自分自身が社会、会社の中でどんな役割を担うかを
考えることが先なのではないかと思います。
自分の能力や個性、環境、素質などを生かして
その上で、仲間同士が認め合えるような会社にしたいと思います。
発表で、弊社の事例として
パート勤務からスタートして、子どもの成長に合わせて
正社員となりリーダーとして今やフリーステーションになくてはならない存在に
なっているキャストもいることを紹介させていただきましたら
下崎先生も、その意識の変化に興味を持っておられました。
これからも、働くことに対する意識が変わるような会社を目指します。
昨年からハマっている「発酵」ネタになりますが
違うものが混じるからこそ、いい味になっていくのかもしれません。
広岡浅子のような日本を代表する女性には、ほど遠いですがm(。≧ д≦。)m