このたびの熊本地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
ちょうど、熊本での地震のニュースが流れる中
抗加齢医学会セミナーがグランフロント大阪で開催され
聴講してまいりました。
満席の予定の会場が、少しまばらな感じでしたが
九州方面から参加される予定の方が来られなかったようです。
始まる前に、全員で黙祷をしてからプログラムが進行されました。
来られなかった方の分まで、しっかり勉強させていただこう!と
会場内も緊張感が漂いました。
テキストは大阪での開催なので、このような表紙です。
抗加齢医学会のテキストは毎回楽しいです。
今回の研究会のテーマは4つで、それぞれに貴重な講演でしたが
今日は、認知症のお話を聴いて、多くの方に伝えたいことを書きます。
講師は鳥取大学の浦上克哉教授です。
浦上先生は、2年前にテレビ番組「たけしのみんなの家庭の医学」に出演されてから
認知症とアロマセラピーで有名になられましたが
日本認知症予防学会の理事長もされています「認知症診断・予防」の第一人者です。
講義では
- 認知症の患者さんが増えているけれど認知症専門医はたったの3000人(全国9
- 病院では発見しにくい→介護現場やご家族気づきが大事
- 治療薬→2系統ある
- MCI(正常と認知症の移行状態)の発見も大切
- 鳥取における物忘れ相談プログラムによる検診の事例
- アロマセラピーの活用
など幅広くお話くださいましたが
スクリーンに映し出された1枚のスライドが
一番、頭に心に残りました。
「忘れてもいいよ!私が覚えておいてあげるから」
わかっているけど、できていないことって、たくさんありますが
これはまさしく、できていないことのひとつです。
「忘れないように覚えておいてね!」と言わず
こんな言葉がでるようなサポーターになりたいと思いました。
アルツハイマーは脳の海馬が萎縮してる(記憶を保持できない)病気だとわかっているのに
無理なことを要求してしまっているということです。
それは、ストレスとなり悪化させてしまいます。
「できないところ、自信がないというところをサポートする」はずの私たち!
これ、本当に反省です。
帰ってさっそく手帳に書きました。
私自身がこれをわすれないように~ヽ(°▽、°)ノ
浦上先生のお話はとてもすばらしいお話です。
アロマや書籍、講義でのお話のまとめなどの情報を提供させていただきますので
ご興味のある方は、ぜひ、お問い合わせください。